高次脳機能障害でお悩みの方のQ&A

高次脳機能障害でお悩みの方のQ&A

Q交通事故にあって高次脳機能障害と診断されましたがどのような症状があるのでしょうか?

A

 外傷等により,脳が損傷を受け、記憶・注意・行動・言語・感情などの働きに障害が発生している状態を高次脳機能障害といいます。

 脳外傷による高次脳機能障害は,脳に衝撃が加わることで脳の器質的損傷して発生します。

 認知・行動・情緒障害を示唆する具体的な症状あるいは失調性歩行,痙性片麻痺など高次脳機能障害に伴いやすい神経系統の傷害がが認められる症例が多く,具体的には,知能低下,思考・判断能力低下,記銘障害,見当識障害,注意力低下,衝動性,易怒性,自己中心性が発生します。

 交通事故にあって性格が変わって怒りっぽくなった,物忘れが激しくなった,言葉がすぐに出なくなって会話がかみ合わなくなったなどと言われていたら,後に高次脳機能障害と診断されたなどという事例があります。

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Q高次脳機能障害の可能性があるときに注意することはありますか?

A

 高次脳機能障害が発生するような場合には,脳に大きな衝撃を受けていますので,意識がないまま地域の救急病院に搬送されて検査や手術当の治療を受けることになります。

 そこで,救急搬送された先が高次脳機能障害について十分な知識や理解のない医師や医療機関だった場合、高次脳機能障害との診断自体を受けることができなかったり,診断自体を受けることができても適切な時期に適切な検査や診断を受けていなかったりすることがあります。

 治療は医師に任せておけば大丈夫かもしれませんが,後遺障害申請に必要な資料の収集の点では,医師に任せておくことはできません。

 まずは,高次脳機能障害の後遺障害認定に必要なことを知っておくことが大切です。

 また,後遺障害申請に必要な記録や資料を保管する必要がある場合など,ご家族にもできることがありますので,まずは弁護士に相談してアドバイスを受けておくことが重要です。

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