慰謝料交渉でお悩みの方のＱ＆Ａ

慰謝料交渉でお悩みの方のＱ＆Ａ

Q 相手方の保険会社から示談書が送られてきましたが納得できません。どうすればよいですか？

　損害賠償の金額については、過去の裁判の結果を蓄積して，裁判したときの賠償金額の目安とされている金額があります。
　相手方の保険会社から示される示談案は、これよりも低いことが多いです。

　相手方の保険会社から損害額の提案が来ましたら，弁護士に相談してください。

　相手方の保険会社の提案した金額が適切かどうかの判断をすることができます。

　適切な金額でなければ，賠償金額の増額交渉をする必要があります。

　ご自身での交渉が難しいようであれば，弁護士に依頼して弁護士が代わりに交渉することもできます。

　ご自身の保険等で弁護士費用特約に入っていれば，定められた金額の範囲内であれば費用の負担を気にすることなく弁護士に依頼できます。

　入っていない場合でも，弁護士に依頼しても経済的に不利益がない可能性が高い場合には，弁護士に依頼するべきです。　

　また，相手方の保険会社が交渉に応じず，あまりにも低い金額の場合には，裁判や裁判外の手続等を利用することで，適切な賠償を受けられる場合があります。

　弁護士に依頼して弁護士が相手保険会社と交渉をすると，示談金の金額があがることがあります。まずは，相手保険会社の提案した金額を弁護士に見せてみて，提案がが適切かどうかを確認してください。

　適切な金額でなければ，賠償金額の増額交渉をする必要があります。

　相手保険会社は，弁護士と交渉する際には，交渉が決裂すると裁判になるかもしれないと考えています。

　裁判になると，交通事故加害者本人の自宅に裁判所から訴状が届いて裁判をすることになりますので，相手保険会社は自分の契約者から怒られたり，弁護士を雇うための費用が掛かったりします。

　そこで，通常は，弁護士から裁判をされたら支払わなければならないと考えている金額に近い金額までであれば，増額の交渉に応じてくることが多いのです。

　もちろん，常に増額がされる訳ではありませんが，弁護士に相談すれば，ある程度は増額可能性の有無について判断することができますので，その見解をもとにして依頼するかどうかを決めればよいことになります。

　弁護士法人心では，無料で示談金が適切かのチェックを行っておりますので，示談金が増額するか気になった方は是非ご相談ください。